帯解寺で安産祈願

奈良には国宝級の神社やお寺がたくさん!だけど、仰々しい説明もなく、気づけば「あら、ここにも!」ってな感じ。
東京での安産祈願はなんといっても「水天宮」(中央区よ〜♪)、東京のみならず全国的に有名なトコロですが、奈良にはそれを上回るであろう最強のお寺がありました。それが「帯解寺(おびどけでら)」1100年の歴史を有し、美智子皇后様を始め、皇室のお妃様の安産祈願をしているとってもノーブルなお寺なのです〜。奈良すごい!


ホームページより
http://www.obitokedera.or.jp/shoukai.html

私の周りの友人・知人達は、ほとんどが帯解寺に安産祈願に行っております。そりゃそうだよねー。ワタクシも、戌の日にお参りに行きました。さすがにニンプとその家族で大盛況。ご祈祷の際に、ニンプ一人ひとりの名前、住所、年齢が読み上げられるのだけど、これが数え年なもんで、年齢をさらされて自分でもビックリー。神妙にお祈りをする時間であるのに、いちいちこっそりと顔をあげては、他のニンプと年齢をチェック、「おお、若く見えるやん」「こりゃー老けてるねえ」と心の中で勝手な感想述べまくり。しかし私より年上はさすがに1人だけだったわぁ・・・。

帯解寺さんは、奈良の大仏商売とは異なり、きっちりと顧客を捕まえるテクニックをお持ちのようで、ありがたい戌の日の安産祈願終了後は、「出産1カ月前の安産祈願」をPR。出産1カ月前にハガキが送られてきて、妊婦は再び最後の仏頼みに赴くっちゅーわけです。そりゃー、初産だし安産になりたいから行きますわなあ。という訳で先週行ってきました。


臨月の妊婦を気遣ってか、今度は待合室が特別なお部屋に。よーく見ると室町時代や江戸時代のお宝仏像コレクションがさりげなーく置いてあるのです。「お手を触れないで下さい」という注意書きもなく、ゆるすぎ・・・子供が触って壊したらどーなるんやろ!?


待合室の外には美しい中庭が。

2回目の安産祈願の後は、安産祈願のお札に加え、粉ミルクとオムツの試供品セットの思いがけないプレゼントを頂きました。そのあとすかさず、お礼参りやお宮参りのさりげなーいPRが・・・戌の日の安産祈願ご祈祷料1万円、出産1カ月前が3千円、お礼参り5千円、お宮参り1万円ナリ。全部まじめに帯解寺に行くとトータル2万8千円なり!!ええ商売ですなあ。ですので、「二人目の出産のときはお参り行かなかったのよん」という人もいました(笑)

奈良の人のお宮参りは、春日大社が多いそうなのですが、ここはここで世界遺産の神社。日本最古の皇室御用達である帯解寺で安産祈願して、お礼参りは世界遺産春日大社のご利益最強コース。どんだけ高貴なお子に育つのかって思いますわ〜。