眉間に皺寄せ子連れ買い物

若かりし頃、スーパーやデパートなどで、結構な確率で眉間に皺を寄せながら「だめって言ってるでしょ!」とか、心底疲れた表情で「元に戻しなさい」など注意している子連れママさんを見かけました。何も知らないワタクシ、当時は「あんな怖い顔して子どもに接したら、子ども可哀想やん〜、なんであんなにイライラしてんのかねえ」とママさん達の気持ちも知らないで勝手にそんなことを思っておりました。

今となっては、自分がそう!そして、子どもが機嫌が良い時でも、ニコニコと買い物ができるなんて滅多にない!のであります。子どもが少しでもじっとしていてくれる便利なキャラクターのついた乗り物兼カートも、本当にありがたいのですが、その効果はせいぜい10分位がMAXなのです。

なぜにニコニコと大らかな気持ちで買い物ができないかというと・・・

カートに乗せる → 降りる、乗る〜、ドア開ける、閉める〜を繰り返す
カートに乗せない → 気になる商品を触る、抱っこしろ〜と言う
カゴ → カゴを持ちたい、重くなるとママと一緒に持ちたい、と言う
商品 → 商品を手にとってカゴに入れたい(でもイチゴ持たせると潰れる)
支払い時 → 自分でカードを持ちたい、店員さんと受け渡ししたい
購入品袋詰め時 → 自分もビニール持ちたい。大きくて重いと持てないけど、どうしても持ちたいのでママと一緒に持ちたい。そのうち飽きて、小さい袋を持ちたい。

その他→商品でなく、プライスカードをいじったり、陳列棚の溝をツーっとなぞったりする(ホコリかきとる)

食料品の買い物は、本来ゆっくり楽しみながらしたいんですが、一刻も早く買い物を済ませる、というのが第一目的になっている悲しい現実。買い物はせなあかんわ、ちょろちょろする子どもを注意し、誘導しないといけないわ、時に抱っこをしないといけないわ、で買い物メモを持って行ったにも関わらず、買い忘れすることも。やっと買い物が終わり、重い荷物を持ってるときに限って「抱っこ〜」攻撃もくらいます。

ふと気がつくと、眉間に皺寄せながら「早く来なさい」と注意しているやつれた自分の姿にはっとする訳です。そして周りの子連れママさんも同じ表情〜!ああ、あのママさんもこのママさんも同じやわ〜と妙に安心し、子どもの手をひいて帰るのであります。

最近のささやかな願望は、子どもに邪魔されることなくドラッグストアでゆーっくり買い物したいコトです。昔からドラッグストアの商品見るの大好きだったもんで・・・でも託児に預けてまですることじゃないしな。。。