未来の嫁姑関係

先日、大和西大寺のカフェでお昼を食べていたところ、隣のテーブルに座ったお姑さん世代3人グループの会話が大声でされており、めっちゃ耳に入ってきたので、すっかり聞きいってしまいました。

上品な身なりのとっても優しそうなご婦人の愚痴からスタート。

「うちのお嫁さん、家に遊びに来た時、本当に何もしないのよ・・・食器くらい下げてくれるかな、って思うんだけど。会話も仕事が大変という話ばかりで、私はいつも聞き役なのよねぇ。まあ甘えてくれると可愛いんだけど、今の若い人って本当に何もしないのねえ。私達のときは気を遣ったわよねえ。」

そのあと、仲間のご婦人に向かって

「○○さんのところは、お嬢さんだけだから、お婿さんにはとっても気を遣うでしょう?」

と質問。仲間のご婦人は

「ええ、そりゃあ、もうとっても気を遣って、大切にしてるわよ〜」

とのこと。


勝手に聞き入っていながら、ワタクシ、「な、なんだ、この温度差は!!」と愕然。女性が働くのが普通になった世の中になっても、やっぱり「嫁というものは義実家でかいがいしく手伝いをするのがアタリマエ」であり、「婿というものは大切な稼ぎ頭だから義実家では大切におもてなしされる」のであります。(婿養子だとまた違ってくるのかな・・・)

まあ、義実家にお邪魔したらば自ら手伝いを申し出て気を遣うというのは基本礼儀だと思いますが、それが女性だけに課されてるのがなんで今でも暗黙のルールになってるんでしょうねえ。

昔は夫に養ってもらってる状態だから仕方ないと思いますが、今は共働き、家事もシェアの時代。お嫁さんだって疲れてるはずですから、手伝いはまず息子にしてもらえばいいのになぁ。私は今のところ専業主婦なので、あまり大きな声でこういうことは言いにくいのですけど・・・。

恐らく、愚痴をこぼしたご婦人は、とっても優しい方で、お嫁さんが家に来た時も「ゆっくりしてってね」といって、手伝って欲しいって言わないんでしょう。そして、優しいから聞き上手で、お嫁さんもすっかり気を許して話を聞いてもらってるんでしょう、と勝手に推測。いい人ゆえの損、というか・・・

一番サッパリしてるのは、手伝って欲しいときには、まず息子に、そしてお嫁さんにも「これこれしてくれない?」ってハッキリ言ったほうがいいですわね☆

違う価値観を認め、許容するというのは実に大変なことではありますが、未来の嫁姑関係は、女性の社会進出がより顕著になっていく時代にどうなっていくのかなあ、と考えさせられた午後のひとときでした。

ま、そうこうしてるうちに私もあっというまに姑世代になるのだわ〜。ひ〜!!